昭和地区の知っておきたい情報を取材!おしえてきよみん呉市青少年健全育成功労者として表彰!毎年地域のみなさんへその味を届け続けました。また平成14年からは昭和中央小学校で郷土料理八寸の伝承授業を開始し、現在では昭和地区すべての小学校で地域の財産を次世代へ伝える活動に取り組んでいます。「授業では調理方法だけではなく、この料理には助け合いや思いやりの気持ちが宿っていることも伝えています。また、ふるさとの味はふるさとへの想いがよみがえります。こどもたちが大きくなったときに八寸がそんな存在になることを願いながら、こどもたちと一緒に調理しています」と岩田会長(写真左)。 ほか昭和西女性会の活動は、地域の清掃ボランティアやクリスマスコンサートの開催、呉市赤十字奉仕団としての献血のサポートや募金活動など地域のさまざまな場面でわたしたちの暮らしを支えてくれています。八寸に込められた江戸時代から続く昭和地区の真心を、形を変えながらも紡ぐステキな活動がこれからも続けられることを願っています。昭和地区の今知りたいを徹底取材!今月のおしえてテーマ広告発行NPO法人昭和地区まちづくり協議会TEL(0823)34-12002025年3月10日発行きよみん©昭和まち協昭和西女性会が取り組む郷土料理「八寸」の伝承活動 2月7日、呉市役所にて令和6年度 青少年の善行等の表彰式が行われ《地域において長年にわたって青少年の健全育成に著しい功績のあった団体》として昭和西女性会が表彰されました。今回、昭和地区の郷土料理「八寸」の伝承活動が、こどもたちの心を育てる活動として選ばれました。 八寸は江戸時代からこのまちで冠婚葬祭など喜びや悲しみを分かち合う場面の料理として親しまれていました。助け合いの気持ちで各家庭から食材を持ち寄り、その数が8種類以上になること、大きな鍋で煮込んだ料理を取り分けたお椀の直径が約八寸(24cm)だったことからその名がついたともいわれています。急激な人口増加と生活様式の変化等によって見聞きする機会がなくなっていた八寸を後世へ伝えたいと昭和西女性会が伝承活動をスタート。 昭和62年、第1回 昭和市民センター祭で約400食を振る舞い、それから昭和地区広報誌− 2025年4月号 −vol.108no.56通信きよみん
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